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木村さんは高校生の頃からエクスワードを使っていたそうですが、その頃はどのように使っていましたか?
受験対策や英語の辞書がメインですか?はい、初めて電子辞書を買ったのは高校生になってからでした。英語の辞書がメインで、授業や自宅での学習に使っていました。あとは、高校一年の終わりから一年間オーストラリアに留学をしたので、その時に持って行きました。
当時は今のようにインターネットが普及しておらず、電子辞書を肌身離さず持ち歩いて分からないことを調べていましたね。大学生に入ってから電子辞書を買い換えたそうですが、その理由を教えて下さい。
大学では英語を専攻し英語で行われる授業が多いため、もう少し専門的な辞書が必要になったのと、第二外国語も必須でしたので追加コンテンツが使える大学生モデル(英語モデル)に買い換えました。
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その頃はどんなコンテンツや機能をよく使っていましたか?
英和、和英に加え英英辞典をよく使っていました。類語辞典も意味のニュアンスを調べるのに役立ちましたね。授業では英文の資料を読むのはもちろんありましたし、自分でプレゼンをしたり英語でレポートを書くこともあったので電子辞書は無くてはならない存在でした。辞書で調べる時は語意のみならず掲載されている例文をよくチェックしていましたが、それが表現力を磨くのに役立ちました。
機能で言うと、一つの辞書から別の辞書に飛べるジャンプ機能が活躍しました。一つの辞書で見ただけだと、訳や定義が不安な場合もあったので、複数の辞書へジャンプして調べ直すことで理解を深めていました。
あと、TOEICのコンテンツも受験前に役に立ちましたね。 -
現在、ジャパンタイムズではどのようなお仕事をされていますか?
週刊英字新聞『The Japan Times Alpha』編集部に所属しており、弊社の記者が書いた記事や通信社から来る記事の長さを編集をしたり、日本語の注釈・訳・解説を付けるといった仕事をしています。
新聞の場合レイアウトが決まっているので、日本語でも英語でも決まった範囲内に収めるということに気を使っています。あとは、コラムを書いてもらっているネイティブライターと英語でメールのやり取りをすることもあります。
学生時代に学んだことが今の仕事に活かせているので非常にやりがいがありますし、自分自身日々勉強になります。 -
今のお仕事をするようになって、学生の頃と比べ電子辞書の使い方や使うコンテンツは変わりましたか?
そうですね、英語の言い回しをより的確な日本語で説明するために国語辞典をよく使います。
古い日本語表現に出くわすこともあるので、読者に誤ったことを伝えないよう少しでも気になったら電子辞書で調べます。あとは、日本語の注釈を付ける場合、英和辞典の定義通りではなくニュース記事の文脈に即した意味を付ける必要があるので、日本語の表現をいくつか調べて一番しっくり来るものを選んでいます。 -
エクスワードの最新モデルでは、英語学習者のレベルに合わせて学習プランを提示してくれたり、自分の発音を録音して採点してくれる機能なども搭載されています。
なるほど、調べるにとどまらず、英語を習得するための電子辞書ですね。
今後は大学入試でも読む・聞く・話す・書くの4技能が求められますのでそういったことにもばっちり対応していますね。
今の高校生は恵まれていますね(笑)。 -
それから、e-casio限定で名前やイニシャル、ナンバーを入れるサービスがあるので自分だけの一台を持つことができます。
また、ここでしか買えないピーターラビット™やハローキティとのコラボモデルもあります。いいですね!よく使うモノには自分のお気に入りを選びたいですからね。
特にThe Japan Times Alphaの読者にはイギリスに憧れて英語を学んでいる方も多くいらっしゃるので、ピーターラビットモデルはAlphaの読者にも受けそうです。
ビアトリクス・ポター™の作品が英文で収録されているというのも読者のモチベーションが上がりそうです。 -
最後に、受験生や英語学習者に向けてオススメの電子辞書の活用方法がありましたら教えて下さい。
とにかく、手軽に引けていろんな辞書にジャンプでき、たくさんの例文に触れられるというのが電子辞書の良さだと思いますので、少しでも疑問があったらこまめに引いて欲しいです。
あと、単語の意味を調べるだけに終らず、用例まで見て欲しいです。
英語の表現力を身に付けるのに役立ちますので。
電子辞書はこちら

木村 香奈子
上智大学外国語学部英語学科卒
現在、株式会社ジャパンタイムズでThe Japan Times Alpha編集部に所属

『The Japan Times Alpha』※は、英語学習者のための週刊英字新聞です。
政治、ビジネス、科学、スポーツ、芸能など国内外の様々なジャンルの英文記事が、学習者に読みやすいボリュームに編集され、語注付きで掲載されています。
習慣的に英語に触れ、世界の視点で語られた記事を読むことで、国際人としての素養を自然に高めていくことができます。
※2018年7月に『The Japan Times ST』から紙名も新たにリニューアル致しました。
HP https://alpha.japantimes.co.jp/